1.摩擦圧接とは
接合しようとする材料の片方を回転させ、軸方向の油圧推力で接触加圧する事により 発生する摩擦熱を有効利用して接合する工法である。[次の項目]接合する面からのみ熱が発生し、接合面は常に閉ざされており、酸化・窒化などの おそれはなく、しかも接合面は塑性流動を伴っているので固相接合とすることができ、 融点の違う異種材料を接合することができる。
接合面でのみ発熱するので熱損失が断然少なく、機械的エネルギーを利用しているので、 熱効率が高く、省エネルギー接合ということができる。接合過程がすべて自動的に行われ、 熟練を必要とせず品質のバラツキがなく信頼性が高い。